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FP3級 金融資産運用

預貯金・債券・株式・投資信託・ポートフォリオ理論・預金保険など、資産運用の基礎分野。

この分野の公開問題 5 問。各問の「正解・解説・出典・前提年度を見る」で解説が開きます。
Q1債券(金利と価格)難易度 標準無料

債券(固定利付債券)に関する基本的な記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A一般に、市場金利が上昇すると、既に発行されている固定利付債券の価格は下落する。
  2. B一般に、市場金利が上昇すると、既に発行されている固定利付債券の価格は上昇する。
  3. C債券の信用格付けで、BB(ダブルB)以下の格付けは「投資適格」とされる。
  4. D債券を償還期限まで保有しても、額面金額は払い戻されない。
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解説

固定利付債券は、発行後に市場金利が上昇すると、相対的に利率の低い既発債券の魅力が下がるため価格は下落する(金利と債券価格は逆の関係)。逆に市場金利が下落すると既発債券の価格は上昇する。信用格付けは、一般にBBB(トリプルB)以上が「投資適格債」、BB(ダブルB)以下が「投機的格付け(投資不適格)」とされる。債券は原則として償還期限(満期)まで保有すれば額面金額が払い戻される。

各誤答が違う理由
  • B市場金利の上昇時は既発債券の価格は下落する(逆相関)。上昇するのは金利が下落したとき。
  • C投資適格とされるのはBBB(トリプルB)以上。BB(ダブルB)以下は投機的格付け(投資不適格)。
  • D固定利付債券は、原則として満期(償還期限)まで保有すれば額面金額が償還される。
ひっかけ: 「金利上昇→債券価格下落」の逆相関が最重要。格付けは「BBB以上=投資適格/BB以下=投機的」の境界が狙われる。
出典(根拠法令・出題分野)債券投資の基礎(金利と債券価格の関係・信用格付け)/日本FP協会・きんざい 3級学科 金融資産運用分野
2025年度(令和7年分)試験令和7年分(2025年)時点の税制・制度に基づく法改正等により数値・取扱いが変わることがあります。
Q2株式(配当利回り)難易度 標準無料

ある株式について、株価が1,500円、1株当たりの年間配当金が30円であるとき、配当利回り(%)として最も適切なものはどれか。手数料・税金は考慮しない。

配当利回り(%)= 1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100
= 30円 ÷ 1,500円 × 100 = 2.0%
  1. A2.0%
  2. B5.0%
  3. C0.2%
  4. D50.0%
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解説

配当利回り(%)=1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100 で計算する。数値を代入すると、30円 ÷ 1,500円 × 100 = 2.0%。配当利回りは、株価に対して1年間でどれだけの配当を受け取れるかを示す指標で、投資額に対する配当収入の割合を表す。

各誤答が違う理由
  • B分母と分子を逆に、または桁を誤って計算した値。正しくは30 ÷ 1,500 × 100 = 2.0%。
  • C100を乗じ忘れた場合の値(0.02)に近い誤り。百分率にするには×100が必要。
  • D配当金30円を株価ではなく別の値で割るなど、計算過程を誤った値。
ひっかけ: 配当利回りは「1株当たり配当 ÷ 株価 × 100」。分母は必ず株価。1株当たり純資産(BPS)で割る「純資産配当率」等と混同しない。
出典(根拠法令・出題分野)株式の投資指標(配当利回り)/日本FP協会・きんざい 3級学科 金融資産運用分野
2025年度(令和7年分)試験令和7年分(2025年)時点の税制・制度に基づく法改正等により数値・取扱いが変わることがあります。
Q3投資信託(分類)難易度 標準無料

投資信託の分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A公社債投資信託は、株式を一切組み入れずに運用する投資信託である。
  2. B株式投資信託は、約款上、株式を組み入れて運用することができない投資信託である。
  3. Cインデックス型(パッシブ運用)の投資信託は、日経平均株価などの指数を上回る運用成果を目指す投資信託である。
  4. Dアクティブ運用の投資信託は、市場平均(ベンチマーク)と同じ値動きを目指す投資信託である。
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解説

投資信託は組み入れ資産により分類される。公社債投資信託は、約款上、株式を一切組み入れずに公社債などで運用する投資信託。株式投資信託は、約款上、株式を組み入れて運用できる投資信託(実際に株式を組み入れているかは問わない)。運用手法では、インデックス型(パッシブ運用)は日経平均株価やTOPIXなどの指数(ベンチマーク)に連動する成果を目指し、アクティブ運用はベンチマークを上回る成果を目指す。

各誤答が違う理由
  • B株式投資信託は約款上、株式を組み入れて運用できる投資信託。組み入れられないのは公社債投資信託。
  • Cインデックス型(パッシブ運用)は指数に連動する成果を目指す。指数を「上回る」ことを目指すのはアクティブ運用。
  • Dアクティブ運用はベンチマークを上回る成果を目指す。ベンチマークと同じ値動きを目指すのはインデックス型(パッシブ運用)。
ひっかけ: 「公社債投信=株式を組み入れない/株式投信=株式を組み入れ可能」「インデックス(パッシブ)=指数連動/アクティブ=指数超え」の対比が狙われる。
出典(根拠法令・出題分野)投資信託の分類(公社債投資信託・株式投資信託・パッシブ/アクティブ運用)/日本FP協会・きんざい 3級学科 金融資産運用分野
2025年度(令和7年分)試験令和7年分(2025年)時点の税制・制度に基づく法改正等により数値・取扱いが変わることがあります。
Q4NISA難易度 標準無料

2024年(令和6年)から始まった新しいNISA(少額投資非課税制度)に関する基本的な記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ANISA口座内で得た上場株式の配当金や投資信託の分配金、譲渡益(値上がり益)には、所得税・住民税が課されない。
  2. BNISA口座内の上場株式等を売却して生じた譲渡損失は、特定口座など他の課税口座で生じた利益と損益通算できる。
  3. CNISA口座は、1人が同時に複数の金融機関で開設することができる。
  4. DNISA口座で保有できるのは上場株式のみで、投資信託は一切購入できない。
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解説

NISA(少額投資非課税制度)は、NISA口座内で得た上場株式等の配当金・分配金や譲渡益(値上がり益)が非課税となる制度。ただし、非課税である反対の面として、NISA口座内で生じた譲渡損失は税務上ないものとされ、特定口座など他の課税口座で生じた利益との損益通算や、翌年以降への繰越控除はできない。NISA口座は1人につき1つの金融機関でのみ開設でき(金融機関の変更は可能)、対象商品には一定の上場株式・投資信託などが含まれる。

各誤答が違う理由
  • BNISA口座内の譲渡損失は税務上ないものとされ、他の課税口座の利益との損益通算はできない。繰越控除も不可。
  • CNISA口座は同一年において1人1金融機関でのみ開設できる(複数の金融機関で同時には持てない)。
  • DNISAでは、つみたて投資枠・成長投資枠を通じて一定の投資信託や上場株式などを購入できる。上場株式のみに限られない。
ひっかけ: 「非課税」の裏返しで「損益通算・繰越控除ができない」点が頻出。1人1口座(1金融機関)という基本も狙われる。
出典(根拠法令・出題分野)租税特別措置法(NISA・少額投資非課税制度)/日本FP協会・きんざい 3級学科 金融資産運用分野
※ 本問は税制・制度改正で数値・要件が変わりやすい論点を含みます。受験・実務では受験年度の最新情報を必ずご確認ください。
2025年度(令和7年分)試験令和7年分(2025年)時点の税制・制度に基づく法改正等により数値・取扱いが変わることがあります。
Q5預金保険(対象)難易度 標準無料

預金保険制度による保護の対象に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. A国内銀行に預け入れた外貨預金は、預金保険制度による保護の対象である。
  2. B国内銀行に預け入れた円建ての普通預金・定期預金は、預金保険制度による保護の対象である。
  3. C銀行の窓口で購入した投資信託は、預金保険制度による保護の対象である。
  4. D預金保険制度は、預金者の国籍によって保護の対象となるかどうかが決まる。
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解説

預金保険制度は、金融機関が破綻した場合に預金者を保護する仕組み。保護の対象となるのは、国内に本店のある銀行等に預け入れた円建ての預金(普通預金・定期預金・定期積金など)。一方、外貨預金・譲渡性預金や、銀行の窓口で購入した投資信託・国債などの金融商品は保護の対象外。保護対象かどうかは商品の種類で決まり、預金者の国籍で決まるものではない。

各誤答が違う理由
  • A外貨預金は預金保険制度の保護の対象外。
  • C投資信託は預金ではなく、預金保険制度の保護の対象外(銀行窓口で購入しても対象外)。
  • D保護の対象は預金の種類によって決まり、預金者の国籍で決まるものではない。
ひっかけ: 「円建て預金=対象/外貨預金・投資信託=対象外」の区別が狙われる。銀行で買っても投資信託は預金保険の対象外である点に注意。
出典(根拠法令・出題分野)預金保険法(預金保険制度)/日本FP協会・きんざい 3級学科 金融資産運用分野
2025年度(令和7年分)試験令和7年分(2025年)時点の税制・制度に基づく法改正等により数値・取扱いが変わることがあります。

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